171:ドクターに諭されて。後編どじ丸物語(其の171)ドクターに諭されて。後編せっかく治っていた血尿が少しづつ出始めました。 気持ちの整理(安楽死の件)が付かないまま、 獣医さんに電話をしなければなりません。 「もしもし、○○ですが・・・・」 「何かありましたか?」 「どじ丸が・・・また血尿が出始めたんですが??」 「ひどいの?」 「ほんのちょっとです、でも・・・」 「うぅ~~~ん、、、」 「大丈夫でしょうか?」 「老衰も進んでいるし、仕方がないなぁ~?」 「見ていて可哀想なんですが・・?」 「・・・・・・・・」 獣医さんと話しをしているうちに、 “安楽死”の3文字が、 ポロッと言葉になって出てきそうでした。 それを察知したのか獣医さんから切り出しました。 「頑張りましょう!!最後まで。。」 「はい、それは分かっています。」 「見ていると辛いでしょうが看てあげてください。」 「でも、何も言わないから苦しいのも痛いのも、 分かって上げられないのが辛いんですよ・・・。」 「自然界なら、とっくに命は無い状態ですよ。」 「でも、頑張っているんだから・・・。」 「はい・・・。でも、このままでいいですか??」 「薬を飲ませてもその時だけだし、もし酷くなってきたら連絡して くださいよ。飛んで行きますから、、。」 「ありがとうございます。頑張ってみます。。」 なんともやりきれない電話でした。 獣医さんに気持ちを読まれて、諭されるなんて・・・・・ こんな弱い気持ちでは、 どじ丸の看病なんて続けられるわけはありません。 気持ちを切り替えなければ。。。。 “ごめんよ・・どじ丸。。” “頑張っているのはお前なんだよなぁ~!!” ジャンル別一覧
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